北八ヶ岳 中山・白駒池
北八ケ岳(中山・白駒池)トレッキング
平成12年 8月11日に妻と二人で北八ケ岳に登山(ウォーキング)に行って来ました。 コースタイム 高森町発7:10→(自家用車)→麦草峠着9:00 麦草峠発9:10 丸山10:10 休 丸山発10:20 高見石小屋10:30 中山着11:30 昼食 中山発12;15 にゅう着13:00 休 にゅう発13:10 白駒池着14:00 白駒池発14:15 麦草峠着14:45麦草峠発15:10→(自家用車)→高森着17:00 車が標高2120mの麦草峠に近づくにつれて気温は下がり、涼しさを感じます。 麦草峠の駐車場は10台を越える車が駐車していまいした。 駐車場の端にあるトイレは掃除も不十分でした。支度を整え、いよいよ登山開始です。 駐車場から5分歩くと麦草ヒュッテです。ヒュッテのまわりはお花畑(草原)が広がっています。マルバタケブキ、ハクサンフウロ、ヤナギラン、アキノキリンソウ、シシウドなど一面に咲き誇っています。 |
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丸山への登りは樹林帯の中、登山道は前日の雨のせいか水が流れたり、ぬかるんでいました。30分ほど登ったところで、二歳の子どもを背負って登っている家族連れに追いつきました。大変苦しそうでした。 丸山(標高2329.6m)の頂上近くの休憩地点からは東側の眺望がすばらしく、高見石、中山がすぐ近くに見ることができた。 丸山を下ると10分ほどで高見石小屋につく。右手の道をたどり、中山に向かう。鞍部は水がたまり歩きにくい。 |
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こけの美しい樹林帯にて | |
登りにかかると登山道は何年もの間に川が流れたせいで、大きな石がごつごつしており、段差が大きくなって自分の歩幅と合わず苦しい。しかしこのあたりの樹林帯は鬱蒼と広がり聞こえてくる小鳥たち、メボソムシクイ、ルリビタキが素敵な鳴き声で楽しませてくれる。 急な登りが終わると平らな部分が続き5分ほどでハイマツ帯となる。岩場の広がる開けたところが頂上かと思って昼食を取る。北西の方向には形のいい蓼科山が見え、南に東天狗岳と西天狗岳が間近にそびえて見える。 西には蓼科の別荘地が広がって見える。東の方向は視界が悪い。 昼食後歩き始めるとすぐに中山の頂上(標高2492m)の標識がある地点を通り過ぎる。そこはシラビソに囲まれ全く眺望の悪い地点であった。 |
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中山頂上より 後ろは左に東天狗岳、右西天狗岳 | |
中山を下り、黒百合ヒュッテの直前を右折し「にゅう」に向かう。変わった名前の「にゅう」(2351.9m)は巨岩が並ぶ岩峰となっており、360度の視界がすばらしい。 右の写真はにゅうの岩山の上で |
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今下りてきたばかりの中山が目の前に広がり、天狗岳、硫黄岳が圧倒的な大きさに見える。東は小海町から奥秩父の連山が見え、北の方向にはこれから向かう白駒池が樹海の間に見える。ホシガラスが枯れ木の先端で私たちが近づいても平気で羽づくろいをしている。白と黒のまだらの模様が見事だ。 にゅうより白駒池 後方は茶臼山と縞枯山 |
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にゅうを下り白駒池に向かう。樹林帯は倒木の上まで苔が広がり、緑のじゅうたんを広げたようだ。行き交う登山者も少なく、静まりかえった林のなかは気味が悪いくらいだ。 川の瀬音が聞こえてきたと思ったら目の前に白駒池が現れた。四方を樹林帯に囲まれた神秘な池だ。しかしその池に観光客のボートが浮かんでいたのは雰囲気を壊している。
池を半分ほど回ったところにある白駒荘の前で休憩を取る。サンダル履きの観光客も多くさわがしい。 |
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白駒池にて |