フランス旅行記
フランス パリおよび近郊の町を訪ねて
モンサンミッシェル
この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地であった。
708年、アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、
悪魔の悪戯だと思い信じなかった。再び同じ夢を見たが、また信じなかった。
ついに3度目には大天使はしびれを切らし、今度はオベールの額に指を触れて強く命じたところ、オベールは稲妻が脳天を走る夢を見た。
翌朝、オベールは自分の頭に手を置くと脳天に穴が開いていることに気づいて愕然とし、
ここに至って大天使ミカエルのお告げが本物であると確信してここに礼拝堂を作ったのが始まりである。
966年にはノルマンディー公リシャール1世がベネディクト会の修道院を島に建てた。
これが増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のような形になったものである。
中世以来、カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきた。
百年戦争の期間は島全体が英仏海峡に浮かぶ要塞の役目をしていた。
モン・サン=ミシェルの入り口には今もイギリス軍が捨てていった大砲とその弾が残っている。
18世紀末のフランス革命時に修道院は廃止され1863年まで国の監獄として使用され、
その後荒廃していたが、ヴィクトル・ユゴーの紹介がナポレオン3世を動かし、
1865年に再び修道院として復元され、ミサが行われるようになった。
1月6日(月) トゥールのホテル発 8:30 車は一路モンサンミッシェルへと向かう |
![]() なだらかな丘陵地帯が広がる |
![]() 途中パーキングエリアで休憩 |
![]() モンサンミッシェルに到着しました 少しもやがかかっています。 |
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![]() ふもとまで近づきました |
![]() 一部工事中のため城壁の上を通って |
![]() この細い通りを巡礼達は歩いた |
![]() 階段の左側には僧坊 |
![]() 振り返ると渡ってきた橋が見える |
![]() 回廊 修道僧はこの回廊で聖書を読んだり瞑想をしたそうだ |
![]() 一番高いところにある礼拝堂 |
![]() 礼拝堂内部 |
![]() 迎賓の間 奥の暖炉でイノシシやシカを焼いてもてなしたそうだ |
![]() かってモンサンミッシェルが監獄として使われていたとき 食料などを運搬するために、この中に囚人が入って 車輪を回してひもにつけられた荷物を引き揚げたそうだ |
![]() 礼拝堂にあるピエタ像(頭部が欠けてしまっている) |
![]() 祭壇に刻まれたAとΩ 古代ギリシャ語の最初の文字と最後の文字 生と死 を意味しているとか |
![]() ジャンヌダルクの像があるサンピエール教会 中はとても静であった |
![]() 見学の終わったモンサンミッシェルをバックに |
![]() モンサンミッシェルの近くのホテルのレストランで夕食 ビールとワイン |
![]() 最初に出てきたのはふわふわのオムレツ モンサンミッシェルの名物だ ふわふわで口の中でとろける感じだ |
![]() 主菜はムール貝 とても美味しかった |
![]() スープ |
![]() 照明に照らされた夜のモンサンミッシェル |
![]() フランスでの朝食は毎回こんな感じでした |
前へ(ロワール地方 シャルトル大聖堂・シャンボール城 次へ(ベルサイユ宮殿・モンマルトルの丘)