シルクロード・タクラマカン砂漠を訪ねて
トルファン
9月20日(火) 列車は天山山脈を越えてトルファンに向かう。夜明けとともに荒れ 果てた山中を走っているのがわかる。 雪を頂いた山が見える。 |
![]() |
![]() トルファン駅 トルファンについたのは12;13であった。 ホテルに入って休憩、見学は15:00からであった。 |
![]() 最初はバザールの見学であった。 羊の肉が店先にずらりと並んでいる様は壮観であると同時に その臭いにも圧倒された。 |
![]() 交河故城 トルファンの西にあり、車師前国の都であったと言われ、その後 郡城として使われていたとのことであったが、今は土壁がほとんどです。 |
![]() 当時の建築物はあまり残っておらず、復元されたものもあるように感じた 写真のものは寺院の遺跡です。 |
![]() カレーズ 地下水路である。 トルファンはトルファン盆地の低い部分にあるが、泉はない。 そこで地下水路を掘って地下水をくみ出し、飲用、灌漑に使っている。 特にトルファンはブドウで有名であるが、その水はすべてカレーズの 水を利用している。 |
![]() |
9月21日(水) 最初に高昌故城を見学、この城は城は高昌ウィグル帝国の国都として およそ1000年の間栄えた城だそうだ。 総面積は200万uあるとのこと。そこで駐車場からロバ車に乗って 主要見学場所まで移動する。 ほこりがひどく、マスクを掛けて乗らなければ大変だ。 |
![]() |
![]() 日干し煉瓦の城は長い年月に風化し崩れてしまっている。 しかしその崩れたのが何とも言えない良い雰囲気である。 |
![]() |
![]() 復元された寺院 |
![]() 高昌故城の住人達の墓、それがアスターナ古墳群である。 内部は撮影禁止なので写真はないが 公開されている墓は見事な壁画であった。 |
![]() ベゼクリク千仏洞 これも仏教遺跡でそれぞれの洞窟には壁画や仏像があったが、 持ち去られたり破壊されたりして完全な姿のものは一つもない しかし残されたものからもその素晴らしさは感じる。 |
![]() |
![]() 火焔山 西遊記に登場する燃えさかる山、孫悟空はその火を消すために 芭蕉扇を求めて、鉄扇公主と戦う。 |
![]() この2枚の写真は昼過ぎに撮ったものだが、朝通るときの方が赤く燃えて いる感じがした。 |
トルファンからウルムチに向かう高速道路沿いにたくさんの 風力発電があったびっくりした。 |
![]() |
9月22日(木) いよいよ中国とも離れて、日本に帰る。 ウルムチから西安に向かう飛行機の窓からは雪を頂いた天山山脈 がきれいに見えた。 |
![]() |
シルクロード・タクラマカン砂漠を訪ねる12日間の旅を終えて 私にとって初めての長期間の海外旅行でした。 西安の景帝陵とその兵馬俑 始皇帝の兵馬俑よりは小さいそうだが見事な物だった。 カシュガルは中国の最も西にある大都市、ウィグル人は漢人とは全く異なる風貌で ここも中国の一部なのかと驚いた。 ウルムチの天池、カシュガルのカラクリ湖の青い水と雪を頂いた山並みの美しさ タクラマカン砂漠を貫く砂漠公路はどこまでも続く砂漠の広さを実感し クチャやトルファンの遺跡では仏教画を見ることができまた崩れた遺跡に時代を感じた。 また中国は広いなあと感じた。 印象深い旅行であった。 |
シルクロードトップ | 西安、ウルムチ | カシュガルとカラクリ湖 |
カルギリク・ホータン | ニヤ、砂漠公路 | クチャ |