パリを訪ねて                         

 ベルサイユ宮殿とルーブル美術館
             −王妃マリー・アントワネットの悲劇−

 今回の旅行で、パリで二日滞在する機会があったのでベルサイユ宮殿とルーブル美術館に行ってきました。




ベルサイユ宮殿

 1643年ルイ14世が即位するとルイ14世は父13世の「狩りの館」を改造してベルサイユ宮殿を造りました。費用は約180億円もかかったそうです。
 入って最初に驚いたことは何と広いんだろう。敷地の奥がかすんで見えません。
 調べてみると、ベルサイユ宮殿は東西3km、南北4kmの壮大な庭園の中に作られています。ルイ14世は大陽王とも呼ばれていました。この頃がフランスの王制での最も栄えた時代でした。

 庭は広く幾何学的な配置になっています。ヨーロッパの庭園の基本形だそうです。。

         ベルサイユ宮殿入り口


 宮殿の右側の入口を入り二階に上がりさらに右側に曲がると王室礼拝堂があります。マリー・アントワネットとルイ16世の結婚式もここで行われました。
 
 荘厳な感じを受けます。
 壁や天井の絵も見事でした。
 宮殿の内部にはいくつもの部屋があります。「アポロン(太陽神)の間」はルイ14世の玉座がおかれました。「鏡の回廊」は広い廊下のような部屋で豪華なシャンデリアと鏡と彫刻などで飾られています。
 「王妃の間」は豪華な家具と美しい刺しゅうのあるカーテンで飾られています。  


       マリーアントワネット

 今回ベルサイユ宮殿を見た後マリー・アントワネットについてくわしく知りたいと思い、「ベルサイユのバラ」というマンガを同僚の先生からお借りしてよみました。
 このマンガはマリー・アントワネットとフェルゼンの恋、フェルゼンを恋する男装の麗人(女)オスカル、オスカルを恋するアンドレ、そして燃え上がるフランス革命の火。物語の展開もおもしろく二晩で読み切ってしまいました。

鏡の回廊にて

王妃の間
 マリー・アントワネットは1770年ルイ15世の孫(後のルイ16世)と結婚します。
 パリ市民はその美しさに魅了され二人を祝うと共に住みやすい時代を期待します。

 ルイ15世が天然痘でなくなり、ルイ16世が即位し、王子も誕生し幸せな生活になるかと思ったものの王家は今までの浪費のせいで借金ばかりでした。そこで増税しようとしましたが、高等法院で否決されます。そこで200ぶりに僧侶、貴族、平民からなる三部会を開催します。これがもつれて軍隊の出動、平民の武装、ついに衝突となってフランス革命が始まります。それは政治犯の牢獄バスチーユの襲撃から始まりました。
 ベルサイユ宮殿にも革命軍がやってき、王家の一族はとらえられ、チュイルー宮へ移されてしまいます。命の不安を感じたルイ16世、マリーアントワネットは子どもをつれて生まれ故郷のオーストリアに脱出しようとします。しかし革命軍に見つかり再びとらえられます。ついに1793年1月にルイ16世が、そして10月にはマリーアントワネットが断頭台(ギロチン)の露と消えます。
 この革命の中からナポレオンも活躍し皇帝になっていきます。
 この革命後、ルーブルの城砦とマリーアントワネットがとらえられていたチュイルー宮を結び美術館とし、王室の美術品を展示し、一般公開するようになったのがルーブル美術館です。


ルーブル美術館

 ルーブル美術館にはレオナルド・ダビンチの「モナリザ」「サモトラケのニケ」「ミロのビーナス」など有名な美術品がたくさんあります。今回美術館の職員のストライキで見ることができないと言われていましたが、それでも門まで行って記念写真を撮ろうとしたら、私たちの着く直前に開館になり、素晴らしい美術品を見ることができました。
もうあきらめかけていたのに、飛び上がらんばかりにうれしかったです。
 そのため入館者は少なく、素晴らしい作品の前でじっくり鑑賞できました。
 個々に載せた3つの作品は感動が大きかった作品です。

サモトラケのニケの前にて
モナリザ ミロのビーナス
ベルサイユ宮殿とルーブル美術館、感動の一日でした。


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